Baseball Weekend

週末は野球撮影。神奈川の社会人野球、特に三菱日立パワーシステムズが好きです。

 都市対抗西関東/ENEOS-MHPS 2

記憶に新しい、5/30JX-ENEOS-三菱日立パワーシステムズ戦から振り返ります。

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都市対抗西関東予選、代表リーグ2戦目。MHPSが勝てば2勝で第一代表。負けると第2代表となるか、来週のトーナメントまで持ち越しになります。
当然、「一気に勝ちにいきます」 と後藤隆之監督。

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スタメンです。MHPS・奥村政稔投手、JX-ENEOS・柏原史陽投手。
実は奥村投手、先週のオープン戦でマメを潰してしまい、予選登板が危ぶまれました。しかしこの試合は本人の志願先発だったとか。2回からは流血と戦いながらの投球だったそうです。

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1回表、八戸勝登選手がヒットで出塁しますが、送りバント失敗、後続なく、先制点ならず。さすがにENEOS、勝利パターンに持ちこませてくれません。
1回から5回まで毎回ヒットの走者を出しますが、いずれも散発。3回は2四球も含め満塁、5回にはエラーで一二塁にしますが、期待の常道翔太選手が凡退。

170603-07.jpg4回裏。攻守交代の際、ベンチの選手たちが外野までダッシュします。その際、内野安打で残塁だったレフト河野凌太選手に、エールを贈る竹内啓人選手と園田崇人選手。チーム一丸となったとても良い雰囲気です。

170603-08.jpgその声援に応え。レフトフェンスぎりぎりの当たりを、ぶつかりそうになりながらジャンプ一番好捕の河野選手。ベンチも盛りあがりました。

170603-09.jpgが、そのあと内野エラーと死球で2死一二塁。
こういう試合はエラーが点に結びつくことも多いですが、岡部通織選手を三振に仕留め、奥村投手がマウンドで吠えます。
1点も許さぬ攻防が続きます。

170603-10.jpg5回裏。走者一塁でENEOS猪又弘樹選手が送りバント。奥村投手がこれを二塁送球。タイミングは微妙でしたが、判定はフィルダースチョイス。

170603-11.jpg足をスパイクされた鶴田選手がうずくまるあたりで、タイムがかかったのかかかってないのか、塁を離れる山崎珠嗣選手。塁に戻れとベンチから指示があったようで、戻ってきたところをタッチした鶴田選手でしたが、タイム中という判定でセーフ。ちょっとグダグダしました。

さらにヒットを打たれ、1死満塁。そして迎える打者は渡邉貴美男選手。うわー。しつこく粘り、大技小技何でもありの、こういう場面でいちばんイヤな打者じゃないですか。

170603-12.jpgフルスイングの打球はライトへ。ホームラン? いや、そこまでの伸びはないけれど、犠牲フライには充分か。
常道選手がキャッチ、渾身のバックホーム。
ワンバウンドで平野智基選手のミットにストライク。そのまま背中に追いタッチ。これ以上ない一連のプレーでタッチアウト! 大喜びの奥村投手。ベンチの皆にも、もみくちゃにされる常道選手でした。今日は守備で大貢献。平野捕手のタッチも、無駄がなくお見事でした。

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中身の濃い0-0で前半が終わります。
攻撃ではどちらかといえばMHPSのほうが押しているのに、残塁ばかりで得点できず。5回までに残塁8。これって負けパターンだよなあと、イヤな思いでいると。
6回裏。2死から山崎錬選手がライトスタンドへソロホームラン。0-1

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170603-17.jpgやられた。

しかし、すぐさま7回表。鶴田翔士選手もライトへ同点ホームラン! 1-1
派手なガッツポーズをするでもなく淡々と塁を回る、いつも静かなる鶴田選手。決してホームランバッターではないけれど、打ってほしいところで期待に応えてくれる最高のバッターです。背番号10にふさわしい選手です。

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170603-21.jpgハイタッチのあと、思いきり鶴田選手を抱きしめる奥村投手。
どちらが先に1点取るかという緊張に満ちた中で、試合を振り出しに戻してくれる、非常に大きな一発でした。

久保晧史選手も左中間二塁打で続きます。加治前竜一選手は四球、常道選手はセカンドエラーで2死満塁。

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170603-24.jpgENEOSは左澤優投手に交代。
後藤監督も動きます。代打・佐々木勉選手。
三塁側スタンドは大歓声。しびれますよねえ。
が、残念ながら空振り三振。神奈川では佐々木選手は研究されつくされているのか、なかなか好きなコースには投げてくれませんね。

170603-25.jpg7回裏から本多裕哉投手。
大野投手は調子が上がらず、奥村投手はマメを潰し、予選では本多先発もありか?でしたが、ここでリリーフ。ENEOSはまだ明日もあるけれど、昨日大野投手が完投してくれたMHPSは投手総動員でもいけますね。

依然同点の両チーム。送りバントが封じられたり、必死のヘッドスライディング、強いゴロを体を張って止めたり。両チームの守りあいが続きます。

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170603-30.jpg9回表。今日2本目の左中間二塁打の久保選手。ベース上で熱く両手を叩きました。今度こそ決めたい。

170603-31.jpg加治前選手は3つめの四球で1死一二塁。
しかし今日の常道選手は左澤投手にもタイミングが合わず、腰砕けのバッティングでサードゴロゲッツー。
相変わらず本塁が遠いです。

延長に入ります。
どちらかというと押し気味だったMHPS打線が、パタリと止まり。本多投手に3者凡退だったENEOS打線がチャンスを掴みます。
11回裏、ショート・レフト間に上がった当たりが、どちらも捕れず二塁打に。死球・ヒットで2死満塁。どうにも流れが悪く、サヨナラを覚悟しましたが、本多投手も踏ん張りセカンドフライ。

心臓に悪い展開です。このあたりで、第一代表戦・日産との延長16回を思い出した方も多かったのではないでしょうか。時に21時15分。23時の時間切れまでまだ1時間45分もあるから、今日はまあ決着はつくだろうと思いつつ。

170603-32.jpgENEOSは11回から西島隆成投手。12回表も2死。
この回もダメかなと思ったところで、途中出場の江越海地選手の打球はピッチャー頭上にワンバウンド。江越選手の足ならいける! 気迫のヘッドスライディングで悠々セーフです。

170603-33.jpg今年はとても打撃好調、今日も2安打の村山正誠選手。ライト線へ弾き返します。江越選手の足なら充分。三塁側の大歓声を浴びて、本塁へ還ってきます。2-1! ようやく逆転しました。殊勲の村山選手は二塁上でガッツポーズでした。

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そして途中代打で出場していた対馬和樹選手。高々打ち上げたボールは、レフトフライ──かな。しかしレフトが下がり、フェンスに飛びつき、打球はその上のスタンドへ。何度も三塁側に腕を突き上げながら、塁をまわる対馬選手。1点差ではひっくり返される怖さがあるけれど、これで安心できる。そんなホームランでした。4-1

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170603-41.jpgスタンドに向けてガッツポーズの対馬選手。本大会より予選のほうが盛りあがるMHPS。職場と距離の近いチーム。身近な方々の応援が、何よりの力です。

12回裏。ENEOSはあっさり2死。三塁側スタンドでは、紙テープを投げる準備万端。
しかし四球・死球で一二塁。どうした本多。
迎えるのはまた渡邉選手。ホームランで同点ではないですか。彼に手痛い一発を浴びた数々の場面が、脳裏に浮かびます。しかしここは幸か不幸か、また死球。満塁です。
ホームランならサヨナラです。ただ1・2点ならくれてもいい、ホームラン以外なら。
後藤監督が球審の元に歩み寄り、投手交代かと思われましたが、そのままベンチに。あれは何だったのだろう。

170603-42.jpgストライク。
ファウル。
2ストライクからの3球目。見逃した球はストライクの判定。
勝った!

歓喜の輪と紙テープの滝が、今年も。

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ブルペンから走ってきた投手陣も、歓喜の輪に加わります。亀川裕之投手を迎えにいく村山選手。そして握手を交わす栗林選手。できれば投げるところも見たかったけれど、これで亀川投手は都市対抗10年連続出場です。やった!

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新生・三菱日立パワーシステムズとして、みごと第一代表で都市対抗本大会へ。

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170603-50.jpg報道陣に取り囲まれる後藤監督。おめでとうございます。良いチームを作ってくれて、ありがとうございます。

ベンチアウトの選手や新人たちも加わって、皆でスタンドと一緒にバンザイ。

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170603-52.jpg新人の皆。この人数と層に割って入るのは大変ですが、「次は俺らも」 と思いを新たにしたでしょうか。

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