Baseball Weekend

週末は野球撮影。神奈川の社会人野球、とりわけ三菱重工横浜が好きです。

 『高校野球「裏」ビジネス』 『脳を活かす勉強法』

今日は後藤明彦選手の誕生日です。おめでとうございます。
結婚して初めて迎える誕生日ですが、予選の最中ではお祝いどころじゃないかもしれませんね。

このごろはビョーキと言いましょうか、中毒といいましょうか。
同僚に借りた本を読みながらも、頭に浮かぶのは三菱横浜のことばかり。

先週末に読んでいたのが、ウィーンクラブを創設されたノンフィクションライター軍司貞則さんの新書、高校野球「裏」ビジネス。特待生問題や野球留学に介在するブローカーなどの問題を扱った内容ですが、諸問題と対比するように、まっとうな道をいく指導者の話も織りこまれてまして。

青森・光星学院の金澤監督が就任当時、敗退続きで悩んでいたそうで。母校・東北福祉大の伊藤監督のもとを訪れた時に言われた言葉で、吹っ切れたことが書いてありました。一部引用します。

「確かに甲子園出場は目標だ。でも高校野球の目的は、人間を作ることじゃないのか」
目から鱗が落ちた気がした。このひと言で、金澤監督の呪縛が解けた。

金澤監督は負けた原因を分析した。すると、勝ちにこだわりすぎて、勝ちさえすれば何をしてもいいんだ、と考えていた自分に気づいた。学校での生活態度、高校生としてのマナー、挨拶、礼儀作法といった、人間として基本となる姿勢をないがしろにしていた。そういうことをきちんと指導した上で、勝つために頑張る。そうすれば何度負けても良いのではないか。10回でも20回でも挑戦してやろう。20回くらい挑戦すれば、1回くらいは運も向いてこよう。それが彼の出発点だった。


この文章を読んでいて思い出したのは、矢島崇投手のエピソード。
昨夏の予選敗退後に出勤した矢島投手。「お疲れさま」 と皆さんが声をかけてくださるたびに席を立ち、「応援ありがとうございました」 といちいち頭を下げていたそうで。あたりまえのことのようで、なかなか出来ることでもない気がします。

人間を作ることは、高校野球だけじゃなくて広くアマチュア野球の目的でもあると思います。
三菱横浜が都市対抗予選の壁に何度はね返されようとも、変わらずに応援したくなるのは、チームの皆さんが人間としても魅力的な方たちだからこそです。


今日読み終えたのは茂木健一郎さんの 脳を活かす勉強法
熟練度を上げる=脳を喜ばすにはどうするか、という話です。要するにドーパミンが出るようにすればいいということのようです。

人間は、自分をどんどん高めていくことができる生き物です。それは決して苦しいだけのことではなく、むしろ、たとえようもなくうれしいことのはずです。
自分にとっての 「うれしいこと」 を見つけるのが人生の課題だともいえます。「うれしいこと」 が 「やるべきこと」 と一致したら、もっとうれしい。きっと、人間は劇的に成長できます。
逆に、つまらないと思ってやる学習はいつまで経っても進みませんし、つまらないことばかりの人生に、成長はありません。(中略)

そもそも、脳の働きの本質は 「自発性」 です。脳に何かを強制することは、とても難しいのです。脳はポジティブな期待やほめられた体験を、とてもよいものとして受け止めます。だからこそ 「教育過程においては基本的に、ほめることが大切」 といわれているわけです。子どもを叱ったからといって、勉強するようになることはまずありません。叱られた人間の脳はやる気をなくしてしまうのです。


ふむ。三菱横浜の練習が楽しそうなのは理にかなっているんだなあ、と思いました。
そして。

ドーパミンは、できると分かっていることを成し遂げても放出されません。できるかどうか分からないことに一生懸命になってぶつかり、そして苦労の末それを達成した時に大量に分泌されます。


なるほどねー。都市対抗予選で2年連続してENEOSを破った時や、昨秋の日本選手権関東予選などを思い出しました。ああいった経験がチームを格段に成長させましたものね。


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