Baseball Weekend

週末は野球撮影。神奈川の社会人野球、とりわけ三菱重工横浜が好きです。

 関東リーグ・三菱川崎-JR東日本

10/30の関東リーグ最終戦、三菱ふそう川崎-JR東日本の一戦。
悲しいことですが、この試合をもって三菱川崎は野球部の歴史に終止符をうちます。

氷川神社県営大宮球場は、JR大宮駅から歩いて約20分〜。氷川神社を目印に、この長い長い参道を歩いていきます。
で、やっと大宮公園に着いたと思いきや。球場への門扉が閉じられていて、「ご用の方は─」 と何やら貼り紙が。結局球場の外をほぼ一周ぐるっと回り、正面入口にたどり着いた頃には2回裏でした。早起きしたのに何だかな。

本日の多分スタメン。先攻は三菱川崎、後攻がJRです。

スコアボード

矢貫
3回表、三菱川崎は石塚信寿選手のタイムリー三塁打で2点先取
ところが三菱の先発・矢貫俊之投手は、二塁打2本とワイルドピッチで2点献上し、すぐ追いつかれます。さらに4回にも、竹内和也選手の2点本塁打で2-4と逆転され。

矢貫投手の投球は正面からまともに見たことがないので、いつもと比べてどうこうは言えませんが。この日は何だかフォームがバラバラで、顔があっちこっち向いてしまい帽子を落とすことも多々でした。
最後の試合ですし、候補に上がっているドラフト会議も15時からということで、気持ちの問題もいろいろあったのかもしれません。
でもはるしさんのコメントによれば、いつも通りですとか。 

五嶋5回は五嶋貴幸投手
五嶋投手は、2003年都市対抗で若獅子賞を受賞。強気なピッチングが印象に残っています。その後、活動停止や肩を痛めたとかで投球を見る機会があまりありませんでしたけど、今年はそこそこ投げているみたいですね。

6・7回は佐藤大士投手が投げ、7回に二塁打2本で1点追加され2-5になりました。
そして8回。市川和樹・堤邦博選手の長短打で、2死二三塁のチャンス。

西郷ここで迎えるのは、今日大当たりの西郷泰之選手
西郷選手は今年で完全燃焼と決め、引退覚悟のシーズンだったとか。「ミスター社会人」 と呼ばれるような大物になりますと、引き受け側も相応の待遇を用意しないといけませんしねえ。なかなか難しいところです。
それでもHondaからオファーがあり、移籍か引退か、かなり長いこと悩んでいらっしゃったようで…。ただ10/31の神奈川新聞にも 「来季からホンダでプレー」 とありましたので、現役続行を決心されたようですね。

この打席は見事センターへ打ち返し、2者相次いで生還。4-5と追い上げます。

ベンチ

谷村
8回のマウンドには、谷村逸郎投手が上がります。
4番打者をピッチャーゴロ。打者1人だけでマウンドを降りました。スタンドからひときわ大きな拍手。ああ引退試合なんだなあと、こちらも万感胸に迫るものがありました。

2003年都市対抗は、野村克也監督率いるシダックスがマスコミにもてはやされた年でした。しかし決勝戦では、三菱川崎が社会人野球の意地を見せ。石塚選手の代打スクイズや、西郷選手がホームへスライディングした姿勢のまま両腕を突き上げてバンザイ。印象深い試合のひとつです。その時に橋戸賞受賞したのが、この谷村投手。
2005年都市対抗では、三菱横浜から補強の岩崎哲也投手が谷村投手を好救援したことがありまして、試合後にものすごく喜んでくれた表情も目に焼きついています。


斉藤ベテランから若手へ、最後のマウンドを任されたのが斉藤圭太投手。斉藤達則選手をセンターフライ。代打・片岡昭吾選手を三振に仕留めます。

最後のお出迎え。最後の円陣。回が進むにつれ、「これが最後」 と思う事柄が増えていきます。

出迎え  円陣

9回表。途中から代打出場の羽野亮大選手が、レフト前にポテンヒット。先頭打者の出塁にベンチも大喜びです。



北村
1死二三塁となったところで、9番・北村幸亮選手は、大きく空振り三振。まだ若い北村選手ですが、故障との闘いで引退を決めたそうです。横浜高校から神奈川大を経たスラッガー。最後まで思いきりの良いスイングでした。

この他に、9番でスタメンだった根岸弘選手と、出番は見落としましたが佐藤レナン勇選手も引退ですとか。
いろいろとつらい思いをなさったシーズンでしょうけど、今季で引退という心の準備が出来たことだけはまだ良かったのかなあ、とふと思ったり…。

市川選手が四球を選び2死満塁になったのですが、最後は堤選手が空振り三振で試合終了。
双方ノーガードで打ち合いといった感じの、乱打戦になりました。
三菱自動車川崎で選手やマネージャーをなさったこともある、JR東日本の堀井哲也監督。最後の試合の相手となったのもご縁というものでしょう。三菱川崎のエース・佐藤投手は、来年から堀井監督の下でプレーされるそうですね。

スコアボード

握手


OB

挨拶スタンドにはOBの方々もあちこちに。ネット裏のこのあたりが一番固まっていらっしゃったかな。12月初旬にOB会があるそうで、誰が仕切るのか 「俺が」 「俺が」 と船頭が多そうでした(笑)。

平日ですから数は多くないですが、応援の方々も点在。そのスタンドへ最後のご挨拶です。

音頭
そして三垣主将と堀井監督に招かれて、垣野多鶴監督が両チームの輪の中へ。
三菱川崎・JR合同の胴上げです。
はっきりとは聞こえませんでしたけど、「9回!」 だったのかな。1回目はきれいにバンザイの垣野監督でしたが、2回目あたりから片手で目頭を押さえはじめ、最後のほうでは顔を覆って涙・涙でした。

胴上げ

胴上げ

垣野監督
休部が本決まりになった時、選手の移籍問題に心を砕かれた垣野監督。ただ予想外に多くのチームからオファーがあり、移籍先を探すどころか絞るほうが大変だったようです。某投手などは10数社からオファー殺到だったとか。
結局は、三菱重工横浜に2選手・東芝に3選手が神奈川に残ることになりました。あとは東海方面に行かれる方も多そうです。
垣野監督はどうなさるのでしょう。それが気になります。

記念写真

矢貫・斉藤
両チームでの記念撮影。
なぜか矢貫・西郷選手から帽子を奪われて、イタズラされていた斉藤投手。その帽子を手に目立っているのは矢貫投手。
「明るく」 のスローガン通り、最後まで笑顔で茶目っ気をふりまいていた三菱川崎の選手たちでした。

見送りOB・社員・ファンの方に見送られながら。
もう会えないのかなと思っていた三菱川崎の松野章男さんとも、この日は思いがけず再会することができました。野球が好きでいれば、三菱川崎に関係した方々ともまた球場のどこかでお目にかかれることもあるでしょう。

だから、またね。

三菱ふそう川崎


コメント

ご無沙汰です。
今年はお会い出来ず、大変失礼しました。

三菱川崎は直さんの敵であり、しかし、三菱横浜とは補強等で接点のあるチーム。
そのチームの休部を迎える最終戦レポートを感慨深げに伝えて頂いた事に敬意を表し、感謝の意を捧げたいと思います。

私も仕事で三菱川崎さんとはお付き合い(野球とは全然関係有りません)が長く、今後の選手の動向が気になっておりました。

西郷選手が現役続行! 嬉しいですね!
ユニホームは違えど、神奈川勢との対戦は楽しみです!

文末のコメント及び写真、良いですね!

それぞれの道を選択し、歩んでゆく三菱川崎の選手達の今後へ、前途明るい未来がありますように!

>小野さん
いや、三菱川崎は自動車の頃から好きなチームなんですよ。
21世紀になってからは大きく水を空けられてしまいましたけど、
「敵」というよりは県内の良きライバルという感じでした。
神奈川社会人野球界が昨今「王国」と言われるのに
三菱川崎が果たした功績は大きいですし、休部は心底残念です。

三菱横浜も来年は公式戦が増えるようですので、小野さんともまたどこかでお目にかかりたいですね。

お疲れ様です。

こんばんは。
試合後、直さんが「じゃぁねー」って言ってたのが、松野さんですか?
そうなんですね・・・ひとりで観に行ってた2003年の都市対抗で、だいぶお世話になりました。(松野さんは覚えてらっしゃらないと思いますが。)お顔は覚えてたんですが、お名前がずっと分からなくて・・・。

ちなみに、勇は出てましたよ(笑)
矢貫がまっすぐ向かないのもいつも通りで、帽子を飛ばすのもいつも通り。プロ入りしたら修正されちゃうのかなぁ、と思ったりして・・・そういうのもちょっと淋しいですね。

>はるしさん
こんばんはー。「じゃあね」じゃなくて「またね」ですー(笑)。
またどこかでお目にかかりたいです、と願いをこめて。
気さくで大らかな方でしょ。セカンドで守る姿が大好きでした。

あれ、佐藤選手出てました? 思いっきり見落としました。訂正します。
矢貫投手がいつも通りなら、しばらくは鎌ヶ谷で投げこみかもしれませんねえ。
楽天の渡辺直人選手と一軍で再会される日を、楽しみにしたいと思います。
はるしさんにも、またね。

>Mさん
噂段階のことをあちこちに書き散らすのは慎んだほうが良いと思います。
申し訳ありませんが削除させていただきました。

>しばらくは鎌ヶ谷で

いやいや、そんなこと言わないで下さいよ。
キャンプが終わったときには、上で投げてもらわないと困ります。

>はるしさん
そうですね、失礼しました。
まずは開幕一軍めざして頑張って欲しいですね。
どのように化けるか楽しみにしてます。
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