Baseball Weekend

週末は野球撮影。神奈川の社会人野球、とりわけ三菱重工横浜が好きです。

 三菱横浜・送別試合2008 -4-

望山一生監督の、帽子のひさしの裏の文字。前に訊いた時は 「ナイショ」 と言われたけれど、もう教えてもらえるかなと再度尋ねてみました。
『覚悟に勝る決断なし』
野村克也・高畠康真さんたち、南海首脳陣が好んで色紙に書いていた言葉みたいですね。

望山その言葉が、いつ頃から帽子にあったのかは分かりませんが。確認できるいちばん古い写真は、2006年秋のもの。これは一旦廃部が決まった際、2006年のスローガンを縫いつけた帽子です。最後の年を戦う覚悟を、帽子のひさしに書きこんだのでしょうか。

思えば、望山監督の就任中は覚悟の連続でした。このブログでも繰り返し書いてきましたように、クラブ化していつ終わっても不思議ではない状況のチームを率いてこられた8シーズン。
とにかく戦略以前に、選手のモチベーションを保つための気配りに苦心されました。その甲斐あって 「和」 を大事にする雰囲気が育ち、いつも全員が一生懸命で、勝とうが負けようが拍手を送りたいチームとなりました。

補強選手を送り出すばかりだった東京ドームへの夢も、やがて現実味を帯びてきて。大阪でしたが、昨秋は全国の舞台に立つことが出来ました。代表を決めた時は、メチャクチャ嬉しかったですよねえ。
自チームのユニフォームで打席に立つ4番・渡部英紀選手を見て、これまでの思いがこみ上げて、不覚にも監督はベンチで嗚咽されたとか。「僕、ナベのファンなんで」 と笑ってましたが、自分はそういう人間味のある監督のファンでした。 選手時代はチームのアイドルでしたので、別に自分がファンになる必要はないやと思ってました(笑)。

歴代最長監督となったあたりから、今年で退任かもという覚悟もおありだったかと思います。特に今年の都市対抗予選敗退時は、「もしかしたらこれが最後のユニフォーム姿かな」 と不安に思いながら撮ってました。でも企業登録となり公式webに監督コーナーも出来、事業所の支援を得た上でもう1回ドームをめざすことができそうだと期待もしたのですが。

望山
日本選手権関東予選、日立戦。監督がシートノックに立つなんてめずらしい、と思いつつ。これも今思えば、覚悟の上でのグラウンドだったのかな。

望山・今野
送別試合が終わってトンボをかける途中、今野貴之選手に打撃指導。長いこと熱心に話しこんでました。
今野選手は先日、「いつ 『上がれ』 と言われてもいい覚悟で、1年1年やっていきます。でも出来れば10年はやりたい」 と、決意を話してくれました。望山監督の教えを受け継いで、これからも頑張ってくださいね。

亀川・望山チームの皆へは、「あとは任せたから」 「託した」 と、ご挨拶されたそうです。
託す───。
まだまだやり残したこともいっぱいおありかと思いますけれども、あとは松下安男・新監督へバトンタッチ。実の兄弟より長い時間を共有してきたという、気心の知れた間柄です。選手時代は相当悪ガキだったおふたりですが、首脳陣となってからはその経験を良いように活かしました。
夏に退任された菅沼正幸コーチも含めて、首脳陣3人でとても明るいチーム作りをしてきてくれて。選手がのびのびとプレーする姿を見るのが、何よりも楽しくて好きでした。最高にかっこいいチームを率いてくれて、本当にありがとうございました。

ギャンブラーかと思いきや、意外と手堅く慎重な野球をしてこられた望山監督。松下監督はどんな野球を見せてくださるでしょうか。尚、夏に就任の矢島崇コーチの他、斉藤裕次郎選手もコーチに就任されることになりました。新首脳陣については、正式に発表されてからまた改めて。


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